家庭教師と中学受験
いつだったでしょうか、中高一貫教育をしている学校で中学段階を終えた一期生のうち1割の生徒が高校段階に進まないで他の学校に入学していたということが判明したそうです。
通常中学受験をして入った一貫校ならば高校卒業まで在籍するのが一般的と考えている人が多いだけに、これは問題だととりあげられているそうです。
その原因としては学習態度に問題があるというようにも言われていて、学校の教師から別の高校への進学を勧められることが多いそうです。
このことに関してある大学教授はこのようにコメントしています。
中学と高校の接続を滑らかにして、6年間を通じたきめ細やかな教育をするという中高一貫校の趣旨から考えると、学校の責任放棄としか言いようがない。大学 合格のための進学指導を重視し、問題のある生徒は手っ取り早く放り出してしまったように見える。多くの公立高校はそうした子供を受け入れ、必死になって支 えているにもかかわらず、できる子を優先することばかりに目が向いているからこういう事態が起こるのではないか。入学した生徒について最後まで責任を持ってケアする態勢をしっかりと整えなければならない。
(朝日新聞 藤田英典、国際基督教大学教授(教育社会学)談)
このことが取り上げられたのがほんの数カ月前になりますが、多分以前からあったことだと思うのです。
家庭教師には直接被害がないにしても、受験生をもつ親としては必死に受験させ合格させたのに、このような結果になるのならば、中学受験に何のメリットも感じなくなるのではないでしょうか?